はじめかた
このセクションは、Tazuna を初めて手元で動かせる状態にするまでを通します。
ここを通したあと、実際の tazuna.yaml の書きかたは
ガイド - 最初の tazuna.yaml を書く に進んでください。
ゴール:
- 自分のマシンに
tazunaバイナリが入っている tazuna versionが動く- どんなクラスタ・どんな外部ツールが前提なのか把握できている
1. インストール
tazuna は単一バイナリです。以下のいずれかの方法で入れます。
リリースバイナリを使う
GitHub の Releases から、
お使いの OS / arch のアーカイブをダウンロードし、tazuna を PATH に置きます。
# 例(macOS arm64 / Linux amd64 などのアーカイブを展開後)
mv tazuna /usr/local/bin/
tazuna version
CI で固定バージョンを使いたい場合や、再現性を担保したい場合はこの方法を推奨します。
go install を使う
Go 1.x の toolchain がある場合は、ソースから直接ビルドできます。
go install github.com/pepabo/tazuna@latest
@latest の代わりに @v0.x.y でバージョンを固定できます。
バイナリは $(go env GOBIN)(未設定なら $(go env GOPATH)/bin)に入ります。
ソースから直接ビルドする
リポジトリを clone した状態から自分でビルドする場合は次のとおりです。
make build # ./tazuna が生成される
make install # /usr/local/bin にインストール(sudo を使う)
2. 動作確認
インストール後、何も設定せずに次のコマンドが通ることを確認します。
tazuna version
tazuna --help
tazuna version の出力は次のような形式です(実際の値は環境によって変わります)。
tazuna v0.1.0 (commit abc1234, built 2026-05-25T03:21:00Z, darwin/arm64)
ローカルビルドの場合は version / commit / built がそれぞれ dev / none /
unknown になります(tazuna version を参照)。
3. 前提を揃える
tazuna がクラスタに対して動作するためには、いくつかの前提が必要です。
すべて必須ではありません。下の表の「必須」だけまず揃えればよく、
1Password / git は使う機能に応じて任意で揃えます。
| 依存 | 必須? | 説明 |
|---|---|---|
| Kubernetes クラスタ | ◯(apply / destroy / state ... を使うとき) | コントロールプレーンの用意は Tazuna の範囲外です。手元で試すなら KinD / minikube、リモートなら EKS / GKE / AKS / kubeadm などで構いません。 |
kubeconfig の current-context | ◯(同上) | kubectl config current-context で、入れたい先のクラスタを指していることを確認します。kubectl get nodes が通る状態にしておきます。 |
kubectl | -(推奨) | Tazuna 自身は使いませんが、kubeconfig 操作や反映結果の確認で使います。 |
kustomize / helmfile / helm バイナリ | -(不要) | Tazuna は Go ライブラリとして組み込んでいるため、外部バイナリのインストールは不要です。 |
1Password CLI (op) | -(type: genesissecret や helmfile.vars の from: op を使うときのみ) | op コマンドが PATH にあり、サービスアカウントで認証されていることが前提です。 |
git | -(任意) | tazuna state sync 時に _metadata.gitCommitHash を埋めるために使います。リポジトリ外で実行した場合や git が無い場合は、エラーにせず空文字で記録されます。 |
クラスタの選び方や kubeconfig の扱いについては、ガイドの
前提 でも触れています。
4. 次に進む
ここまでで tazuna が手元で動く状態になりました。
- ガイド - 最初の tazuna.yaml を書く で、
実際に
tazuna.yamlを 1 枚書いてapplyするところまで進めます。 - 仕様だけを引きたいときは リファレンス を参照してください。
- 「なぜそうなっているか」が知りたい場合は 概念 を参照してください。